
フォントを変えよう
ティラノスクリプトは、初期設定ではメッセージレイヤーに表示されるフォント、システムUIで使用されるフォント、その他諸々はゲームを実行しているPCにインストールされているフォントが表示されます。
しかしちょっと凝ったゲームを作っていると、webで見つけたオシャレフォントとかに変えたくなりますよね。
というわけでフォントを変える方法です。
フォントを変える前に、 絶 対 確認すること
あなた自身が一から作ったフォントでない限り、そのフォントには製作者がいます。
そして多くの製作者は、自身が製作したフォントに利用規約、使用用途の制限を設けています。
特にフォントの二次配布を禁止している製作者は多いです。
ゲームをブラウザで公開する場合、フォントのファイルはサーバー上にそのまま配置することになります。
これがフォントファイルの二次配布に当たる、と解釈される場合が多いです。
あなたに二次配布しているつもりはなくても、第三者が自由に閲覧できる形でフォントファイルを置いておくということは二次配布にあたるのです。
あなたに二次配布しているつもりはなくても、第三者が自由に閲覧できる形でフォントファイルを置いておくということは二次配布にあたるのです。
というわけで、特にブラウザゲームとして公開する場合は、「フォントファイルの二次配布」が許可されている、または「二次配布は禁止しているがブラウザゲームとして公開する場合は許可」といった条項を挙げているフォントのみ使用してください。
PCまたはスマホアプリとして配布する場合でも、「ゲームに組み込む形での利用」が許可されているフォントを選びましょう。
多くのフォントは、印刷物として頒布される(=フォントファイルそのものをエンドユーザーが触ることができない)ことを想定して作られているので、がんばればフォントファイルをエンドユーザーが触れてしまうゲームへの組み込みには細心の注意を払っておいたほうがいいです。
ゲーム用フォントとして使用が許可されているのは、有料のものだと「mojimo-game」が個人でも使いやすいです。
フリーフォントだと、「Google Fonts」あたりがメジャーでしょうか。
ゲーム用フォントとして使用が許可されているのは、有料のものだと「mojimo-game」が個人でも使いやすいです。
フリーフォントだと、「Google Fonts」あたりがメジャーでしょうか。
いざ、フォントを変えよう
そういった問題を乗り越えた上で、いざ、フォントを変更しましょう。
- まずはフォントファイルをダウンロードします。
好きなフォントをダウンロードしてきてください。 - フォントファイルを「data/others」フォルダに配置します。
.woffとか.ttfとかで配布されていると思うので、そのファイルを置いてください。 - font.cssを開きます。
「tyrano/font.css」ファイルをテキストエディタで開きます。 - たとえば、「font.woff」フォルダをothersフォルダに置いたのであれば、↓これを
@font-face { font-family:"mfrules"; src:url("../data/others/Mf_Break_The_Rules.eot?") format("eot"), url("../data/others/Mf_Break_The_Rules.woff") format("woff"), url("../data/others/Mf_Break_The_Rules.ttf") format("truetype"), url("../data/others/Mf_Break_The_Rules.svg#MfBreakTheRules") format("svg"); font-weight:normal;font-style:normal; }
- ↓こうします
@font-face { font-family:"mfrules"; src:url("../data/others/font.woff") format("woff"); font-weight:normal;font-style:normal; }
- font.cssを保存して閉じます。
- format(~)の記述とファイルの拡張子は合わせる
- othersフォルダに置いたファイル以外の形式の記述は消す
- 「format(~)」の後ろには「;」(半角セミコロン)をつける
font.cssでは複数形式のフォントを指定できますが、(ブラウザで公開するときにoggとm4aファイル用意するようなもの)woff形式のファイルがあればだいたいOKです。