変数とは
数学のxやyのように、値を代入する記号または文字列。プログラミングでは、変数に名前を付けて用いる。
「ASCII.jpデジタル用語辞典」より
数学でxとかyとか習ったと思いますが、あれと同じです。
xとかyとかと違うのは、わかりやすい名前をつけてやっていることです。
ティラノスクリプトで使える変数
ティラノスクリプトでは、「システム変数」、「ゲーム変数」、「一時変数」という3種類の変数があらかじめ用意されています。
- システム変数… sf.~で表される変数。すべてのセーブデータで共通の変数
- ゲーム変数… f.~で表される変数。ひとつのセーブデータ内で保存される変数
- 一時変数… tf.~で表される変数。セーブデータをロードしたタイミングで初期化される変数
です。
変数に値を入れる(代入する)
変数に値を入れることを、「代入する」といいます。というかよく考えたらこれも数学で習ってるよな
値を代入する方法も、数学と同じです。
f.test = "てすと"
これで「f.test」というゲーム変数に「てすと」という値を代入したことになります。
カンタン!
カンタン!
[if]タグで変数を使う
[if]タグでは、expパラメータで条件判定をします。ここで変数を使います。
[if exp="f.test=='てすと'"] ;真の場合の処理 ; ... [else] ;偽の場合の処理 ; ... [endif]
こんな感じで指定すると、「f.testというゲーム変数が『てすと』という値かどうか」を判定します。
expパラメータ自体を「""」(ダブルクォーテーション)で囲っていますが、「てすと」という値そのものもクォーテーションで囲む必要があります。
囲まないとエラーになります。
なので、「''」(シングルクォーテーション)で囲っています。
expパラメータ自体を「""」(ダブルクォーテーション)で囲っていますが、「てすと」という値そのものもクォーテーションで囲む必要があります。
囲まないとエラーになります。
なので、「''」(シングルクォーテーション)で囲っています。
その他のタグで変数を使う
他、タグのパラメータに変数を指定したい場合もあると思います。
その場合は、ちょっとした手間が必要です。
[bg storage="&f.test" time=100]
このように、変数名の前に「&」(半角アンパサンド)をつけてやる必要があります。
つけないと、「f.test」に代入した値ではなく、「f.test」という値としてパラメータに指定されてしまいます。
パラメータに変数を指定するときによくやるミスについてはこっちの記事でも書いています。
→タグで変数が使えない
つけないと、「f.test」に代入した値ではなく、「f.test」という値としてパラメータに指定されてしまいます。
パラメータに変数を指定するときによくやるミスについてはこっちの記事でも書いています。
→タグで変数が使えない
[iscript]~[endscript]で変数を使う
[iscript]~[endscript]内ではJavaScriptを書けますが、この中でももちろんシステム変数、ゲーム変数、一時変数は使えます。
使い方も、他の場合と変わりありません。
使い方も、他の場合と変わりありません。
[iscript] f.test = "テスト" alert(f.test) [endscript]
こんな感じで書いてやると、アラートで"てすと"と表示されます。
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